ビオチンとは?


■ビオチンとは

ビオチンは水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB7と呼ばれることもあります。
酵母の増殖に必要な因子ビオスの1成分として研究されたため、この名がついたそうです。(wikipediaより)

性質は、中性、酸性、アルカリ性、酸素、光に安定ですが、熱に不安定なのが特徴です。

ビオチンは腸内細菌によって供給され、また食品にも広く含まれているためあまり欠乏しません
そのため、教科書等の記載も内容が薄めで、知らない方もいると思います。

食品成分表では長いことビオチンは載っておらず、
最新の食品成分表で一部の食品について載ることとなりました。




■ビオチンの働き

ビオチンは、カルボキシラーゼの補酵素として体内で働いており、
糖新生、分岐鎖アミノ酸、脂肪酸合成、エネルギー代謝等に関与しています。

ビオチンは栄養機能食品としての表示が許可されており、
ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です
と表示することができます(下限値14μg、上限値500μg)

掌蹠膿疱症やアトピーに効くということで、ビオチン療法というものが行われているようです。
論文等の情報があまり無いため、効果や副作用についてわかりませんが、
特定の栄養素を多量に摂取するため、よく注意するべきだと思います。



■ビオチンを多く含む食品

ビオチンはレバーや大豆、卵等に多く含まれます。
野菜や果物類では少量のものが多いです。

100g中では、
牛レバー・・・75.0μg
納豆・・・18.2μg
玉ねぎ・・・0.6μg
人参・・・2.8μg



■ビオチンの一日に必要な量

ビオチンの必要量は、推定平均必要量を設定するに十分な実験データが無いため、
目安量として定められています。

日本人の食事摂取基準によると、トータルダイエット調査などの摂取量から、
成人男性・女性で50μgとして設定されています。

高齢者でのデータもほとんどないため、成人と同じ値となっています。



■ビオチンの欠乏症や過剰症

ビオチンは人体に欠かせない栄養素であるため、多くの欠乏症があります。
具体的には食欲不振や吐き気、悪心、舌炎、筋肉痛、脱毛、味覚異常、皮膚の感染などがあります。

しかし、腸内細菌からから合成され、また食品にも含まれてる事からあまり不足することはありません
不足しないということは研究もあまり盛んではなく、情報量も少なめです。

生卵白に含まれるアビジンは、ビオチンと強く結合し吸収を阻害するため、
生卵白を多量に摂取している人で、不足することがあります。

また、一部の先天性代謝異常症で欠乏症が起こります。

過剰症はほとんど報告されていませんが、妊娠中に多量のビオチンを豆乳すると、
哺乳動物で胎仔の吸収や胎盤、卵巣の萎縮がおこるとの報告があります。

とはいえ、報告されていない=安全というわけではなく、研究が少ないだけという側面もありますので、
注意が必要です。

皮膚疾患をお持ちの方で、ビオチン療法などを試している方はかなり多量の摂取をすると思いますので、
ビオチン摂取から何か異常が起きていないかなど、ご注意ください。

ビタミンについて もくじ