ビタミンAとは?

■ビタミンAとは

ビタミンAとは、脂溶性ビタミンの一種であり、皮膚や網膜の生成に関連しています。
ビタミンAは、レチノールやレチナール、レチノイン酸といった活性型があり、
またビタミンA以外に、ビタミンAに変換されるプロビタミンAというものがあります

プロビタミンAは、植物性食品に含まれ、有名なものではにんじん等に多く含まれるβカロテンがあります

性質としては、酸性、酸素、光、熱に不安定ですが、中性やアルカリ性に安定です。
調理上の損失はそこまで多くありません。




■ビタミンAの働き

ビタミンAの働きとしては、全身の組織の保護や、網膜の正常化、成長に働いています
特に網膜では、ロドプシンという視細胞を作るのに必要であり、
ビタミンAと目の関わりは有名です。

また、プロビタミンAの中には抗酸化作用を持つものもあります。

栄養機能食品としての表示が許可されており、以下の二つがあります。
ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
上限は600μg、下限は135μgとなっています。




■ビタミンAを多く含む食品

ビタミンAを多く含む食品には、動物性食品ではレバー、
プロビタミンAでは緑黄色野菜などに多く含まれています。


100g中では、
鶏肉レバー……14000μg
うなぎ…………1500μg
ぎんだら………1100μg
にんじん………720μg
ほうれん草……350μg



■ビタミンAの一日に必要な量

ビタミンAの推奨量は、男性成人850μgで、女性成人で650μgとなっています。

平成24年度国民健康栄養調査の結果によると、
成人のビタミンAの摂取量は中央値で374μgとなっており、多くの人が足りていないようです。

レバーは日常的に食べるような食品ではありませんし、緑黄色野菜は不足しがちなため仕方のない結果だと思います。
ビタミンAをしっかりと摂るためには、緑黄色野菜を摂る事を意識するようにすると良いでしょう。




■ビタミンAの欠乏症や過剰症

ビタミンAの欠乏症には、目に関わるもので眼球結膜乾燥症や夜盲症、
他には免疫能の低下や、皮膚や粘膜の乾燥、成長障害などを引き起こす事があります


眼球結膜乾燥症は、いわゆるドライアイというもので、ビタミンAの欠乏も原因の一つとなるようです。
ドライアイの方は、もしかするとビタミンAを摂取することで少し症状がマシになるかもしれません。

もちろん、長時間のパソコン、テレビや、部屋の乾燥、瞬きの回数等他にも要因がたくさんあるため、
全く変わらない可能性もありますが・・・。

夜盲症とは、その文字通り、夜に見えにくくなるというものです。

これらの欠乏症は、日本ではそこまで問題視されていないと思います。
摂取量自体は不足しているのですが・・・、多く摂った時に肝臓がしっかり貯蔵しているのかな?

発展途上国などではビタミンA欠乏は深刻な問題なようで、失明者が出る程なようです。


ビタミンAは脂溶性であり排泄されにくいため、多くの過剰症があります
報告されているものとしては、頭蓋内圧亢進、頭痛、脱毛、吐き気や嘔吐など様々なものがあります。

妊娠の可能性のある方や、妊婦では、ビタミンAの過剰が胎児奇形を促進するため、過剰摂取に注意が必要です

体内で必要量だけビタミンAに変換されるプロビタミンA(β-カロテン等)はほとんど問題になりませんが、
動物性食品に含まれるレチノール等はそのまま体内に貯蔵されるため、過剰症を引き起こしやすいです。

妊婦の方では、鉄分が不足する→レバーで鉄分を補給する、と考えがちですが、ビタミンAの事を考えると
あまり多量に食べるのは良くないと考えられます。