栄養機能食品と特定保健用食品の違い

tokuho eiyo

こんにちは!今日の更新は、栄養機能食品と特定保健用食品の違いについてです。
皆さんは、栄養機能食品と特定保健用食品というものをご存知でしょうか。

この二つは、保健機能食品制度で定められています。



■栄養機能食品とは

栄養機能食品は、国が許可している栄養素が基準値の範囲内であれば、
その栄養素の機能を表示できる
というものです。

例えば、アサヒさんのクリーム玄米ブランでは、

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カルシウムと鉄が含まれており、カルシウムと鉄の機能が裏面に記載されています。
このように、基準値範囲内の栄養素について表示をする事ができます。

たくさん含んでいても、栄養機能表示できない食物繊維などは、その機能を記載する事ができません。


栄養機能食品にて表示が許可されている栄養素は、以下のとおりです。

・亜鉛 (下限値2.1mg 上限値15mg)
「亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です。」
「亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」
「亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です。」


・カルシウム (下限値210mg 上限値600mg)
「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。」

・鉄 (下限値2.25mg 上限値10mg)
「鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。」

・銅 (下限値0.18mg 上限値6mg)
「銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です。」
「銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。」


・マグネシウム (下限値75mg 上限値300mg)
「マグネシウムは、骨の形成や歯の形成に必要な栄養素です。」
「マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、
 血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。」


・ナイアシン (下限値3.3mg 上限値60mg)
「ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」

・パントテン酸 (下限値1.65mg 上限値30mg)
「パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」

・ビオチン (下限値14μg 上限値500μg)
「ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」

・ビタミンA (下限値135μg 上限値600μg)
「ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。」
「ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」


・βカロテン(ビタミンAの前駆体) (下限値1620μg 上限値7200μg)
「β-カロテンは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。」
「β-カロテンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」

・ビタミンB1 (下限値 0.3mg 上限値25mg)
「ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」

・ビタミンB2 (下限値0.33mg 上限値12mg)
「ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」

・ビタミンB6 (下限値0.3mg 上限値10mg)
「ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」

・ビタミンB12 (下限値0.6μg 上限値60μg)
「ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。」
・ビタミンC (下限値25mg 上限値1000mag)
「ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。」

・ビタミンD (下限値1.5μg 上限値5μg)
「ビタミンDは、腸管のカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。」

・ビタミンE (下限値2.4mg 上限値150mg)
「ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。」

・葉酸 (下限値60μg 上限値200μg)
「葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。」
「葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。」

ミネラルやビタミン全てが栄養機能食品かというとそうではなく、
ミネラルは表示できないものも多いですし、ビタミンの中でもビタミンKは表示する事ができません。




■特定保健用食品とは

特定保健用食品は、その文字通り、特定の保健効果を表示できる制度です。
ただし、科学的根拠を示し、有効性や安全性について国に認められる必要があります

どのような表示ができるかは、商品によって違いますが、例えば前に紹介したオリゴのおかげでは、

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 「乳果オリゴ糖を主成分とし、腸内のビフィズス菌を適正に増やして、おなかの調子を良好保つ食品です。」
と表示されています。

このように、特定の成分について、適切な研究にて結果が出れば効果を表示する事ができます。
(この商品がどのような研究がされているかは、こちらに書いてあります。)

他に、これまでに認められた保健の効果表示としては、

お腹の調子を整える食品……オリゴ糖、乳酸菌、難消化デキストリン
血圧が高めの方に適する食品……カゼインドデカペプチド、ラクトトリペプチド、GABA
コレステロールが高めの方に適する食品……キトサン、植物ステロール、低分子アルギン酸ナトリウム
血圧値が気になる方に適する食品……難消化デキストリン、L-アラビノース
食後の中性脂肪が上昇しにくい、または体脂肪がつきにくい食品……中鎖脂肪酸、茶カテキン、IPA
ミネラルの吸収を助ける食品……カゼインホスペプチド、フラクトオリゴ糖、ヘム鉄
虫歯の原因になりにくい食品……CPP-ACP、キシリトール、マルチトール
骨の健康が気になる方に適する食品……大豆イソフラボン、ビタミンK2

等があります。

特定保健用食品では、いわゆる健康食品(なんだかよくわからん酵素とか)とは違い、科学的に効果の証明されたものです。
ただし、全ての人に等しく効果があるかというと、そういうわけでもありません

特に「中性脂肪がつきにくい食品」などで、誰でもダイエット効果があるかのように勘違いしますが、
研究元では肥満者を対象にしていたりします。

そういった場合、痩せている人への効果は未知数ですし、痩せている人がさらに減量するのは難しいため、
効果が全く無いことも多々あります。

特定保健用食品では、商品のホームページにどのような人を対象にした研究かがよく書いてあるため、
確認してみると良いでしょう。




■特定保健用食品と栄養機能食品の違い

長々と書いていきましたが、特定保健用食品と栄養機能食品の違いをまとめると、
栄養機能食品は、特定の栄養素を含んでいれば、その栄養素の機能を表示できる仕組み
特定保健用食品は、ある成分の効果について有効性が証明されれば、国の許可の元表示できる仕組み
となっています。