カリウムとは?

カリウムとは

カリウムは原子番号19の元素で、元素記号はKと表記されます。大部分が細胞内に存在し、浸透圧の調整、筋収縮、神経伝達などに関係しています。

カリウムは細胞内に存在し、それに対して細胞外(血液)にあるのはナトリウムです。ナトリウムとも関係しながら浸透圧バランスを保っており、血圧に関係があります。具体的には、カリウムの摂取で血圧の低下、ナトリウムの排泄促進効果があるなど。

摂取したカリウムは小腸で吸収され、全身の細胞内に取り込まれます。過剰なカリウムは腎臓から尿中へ排泄されます。排泄を腎臓が担っていることから、腎臓が悪くなると高カリウム血症になる事があります。

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カリウムを多く含む食品

カリウムは色々な食品に含まれていますが、特に野菜や海藻、果物等に多く含まれています。また、ビタミンなどと違い食品状態の変化に強いので、乾物などにも含まれています。

100g中の含有量は以下のとおりです。

納豆……660mg
豆腐……150mg
にんにく……530mg
西洋かぼちゃ……430mg
たけのこ……470mg
にんじん……260mg
バナナ……360mg
キウイフルーツ……290mg


カリウムの一日に必要な量

日本人の食事摂取基準によると、カリウムの目安量は成人男性で2500mg、目標量は3000mg以上。成人女性の目安量は2000mg、目標量は2600mg以上となっています。

平成24年度国民健康栄養調査の結果によると、カリウムの摂取量は中央値で1858mgとなっており、目安量にも満たないのが現状です。

成人では特に、仕事の忙しさ等から食事が悪くなりやすいので、副菜に多いカリウムは摂取量が少なくなりがちです。目安量を下回っているからといって欠乏症が出るというわけではありませんが、食物繊維や他ビタミン・ミネラル等もありますので、野菜は積極的に摂取したいところです。


カリウムの欠乏症や過剰症

カリウムは色々な食品に含まれており、欠乏症が現れるほど欠乏することはほとんどありません。ひどい下痢、大量の発汗、利尿剤の使用時などに見られる場合はあります。

そういった場合は低カリウム血症となり、高血圧、疲労感、筋力の低下、不安、睡眠障害などが見られます。欠乏症が現れていなくとも、ナトリウム排泄のために高い摂取量が必要となっているため、その点は注意が必要です。

カリウムの過剰症は、高カリウム血症と呼ばれ、吐き気や疲労感、神経障害などで、特に重要なのは不整脈が現れ放置すると心停止に至る場合がある事です。通常であれば、尿中にどんどん排泄されるため過剰症になることはまずありません。

ただし、腎機能が低下していると、尿中にカリウムを排泄できなくなり、高カリウム血症となる事があります。

そのため、腎臓病を患っている方には、カリウム制限などを行う場合があります。カリウムは水に溶けやすいため、野菜は茹でて汁を捨てたりします。(逆にカリウムをたくさんとりたい場合は、水さらしを抑えたり、ゆで汁を使ったりします)

基本的にはたくさん摂取したいカリウムですが、例外として腎臓が悪くなっている方は制限がかかる場合があるので、注意しましょう。


※リンク切れしていた部分がありましたので、新たなリンクに変更しました。(2017年9月)

※カリウムの目標量が男女ともに2015年の「日本人の食事摂取基準」で変更となりましたので、数値を2015年版に変更しました。(2017年9月)