野菜ジュースは野菜の代わりになるのか?

ほうれん草

 こんにちは!今日の更新は、野菜ジュースは野菜の代わりになるのか?というお話です。 この話はブログ開設当初に書いたのですが、色使いや言葉が気に食わなかったので書き直しです。

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野菜の働き

まず最初に野菜の働きについて。

野菜の代わりに野菜ジュースを飲もうということになると、 野菜ジュースには野菜の働きと同様、もしくはそれに近い効果が求められます。野菜の働きは以下の通りです。

1,野菜摂取により、各種ビタミンの補給
2,野菜摂取により、各種ミネラルの補給
3,ビタミンやミネラルを含みつつも低カロリー
4,食物繊維の摂取
5,固い野菜を食べることにより、咀嚼回数アップ(満腹中枢を刺激)

野菜と言えばビタミンやミネラルが豊富というのが目立ちますが、 私が一番重要だと思うのは、4や5の、満腹感に関わる点です。

日本人の健康状態で一番問題になるのは生活習慣病です。 生活習慣病にも色々ありますが、多くは食べ過ぎ(肥満)に起因します。

食べ過ぎをどうやって防止するかと言えば、野菜の摂取量のアップ。 野菜は胃を膨らませ、咀嚼が必要な事から満腹中枢を刺激し満腹感を得る助けをします。

逆に野菜の少ない食事は早食いになりやすく、満腹感が出てきた頃にはもうたくさん食べていた、という事態になりがちです。

では、野菜ジュースの場合はどうでしょうか。


野菜ジュースの特徴

加熱殺菌により、熱に弱い多くのビタミンが失われる

水溶性のビタミン(B1,C,葉酸、パントテン酸など)の多くは熱に弱く、加熱殺菌工程で壊れてしまいます。 熱に比較的強い脂溶性のビタミン(A、K等)は残っていることもあり、栄養成分を見ると多く書いてあることもあります。

加熱殺菌後にビタミンを添加するなどして、フォローしている野菜ジュースもありますが、 それならサプリメントでも良いのでは?と思います。

ミネラルは熱に強いものが多い

ミネラルは熱に強いものが多く、野菜ジュースになってもある程度残っています。 ただし、果実や淡色野菜にはあまり多く含まれていません。 いくら熱に強くても、原材料に入っていなければどうしようもないですね。

ミネラルの補給にはなるかもしれませんが、ミネラルの量は商品によってまちまちなので、 表示を見て比較すると良いと思います。

多くの糖分が入っており、野菜に比べ高カロリー

野菜ジュースが良くないといわれる大きなポイントの一つです。 多くの野菜ジュースは、飲みやすく、おいしくするため糖分を含んでいたり、果汁を多く含んでいたりします。 すると当然カロリーが上がり、肥満のもとになることが考えられます。

健康に気を使っているつもりで野菜ジュースをたくさん飲んでいる方。 もしかすると、その野菜ジュースは脂肪になっているかもしれません。 おいしいから飲むという場合でも、一日コップ一杯程度にしておいたほうが良いでしょう。

飲みやすくするために食物繊維の多くが除去される

粉々になった食物繊維や、水に溶けている食物繊維など残っている場合もありますが、 やはり野菜本来の食物繊維に比べると量も効果も落ちます。 食物繊維は日本人に足りていない重要な成分の一つであり、これが少なくなってしまうのは大きなマイナスポイントです。

食物繊維は、血糖値の急激な上昇を抑えたり、満腹感を得られることから肥満防止に役立ちます。 またコレステロールの上昇を抑える、腸内環境を整える、便秘改善など、うれしい効果を多く持ちます。

飲料になっているので、噛むことがない

「よく噛んで食べることは健康の秘訣」皆さんも耳にしたことがあると思いますが、 噛むということ自体が意外と大事だったりします。

噛むことには、脳に好影響をもたらしたり、歯を丈夫にしたり、満腹中枢を刺激したりする効果があります。


結論から言えば、野菜ジュースは野菜の代替にはならないと思います。

保健指導でもよく野菜をオススメしていますが、オススメする理由は肥満防止に役立つからです。 「痩せるためには食事量を減らす事、でもただ食事を減らしただけではお腹が空くから、 野菜もりもり食べて胃の隙間埋めといてねー。」 みたいな感じの話をしています。

野菜ジュースでは、ビタミンやミネラルの補給にはなっても、お腹は膨れませんからね。

もちろん飲んではいけないという話ではなく、 一日の摂取エネルギーが丁度良いなら飲んでも問題無いでしょう。

ただし肥満の人や、体重増加傾向にある人は、野菜ジュースではなくお茶や水を飲み、 ビタミンやミネラルが欲しいならサプリメントで補助したほうが体に良いんじゃないかなと思います。