
こんにちは!今日の記事は片栗粉のとろみの付け方について、動画で紹介です。
慣れている方にとってはなんてこと無いかもしれませんが、片栗粉によるとろみ付けは、 ダマになりやすく意外と失敗するものです。
今回は、ダマにならないようにとろみをつけるコツを紹介します。
ダマになりにくいとろみの付け方について
片栗粉によるとろみの付け方で、ダマになりにくくするポイントは4つあります。
1,手早く混ぜる
2,少しずつ入れる
3,火を止める
4,水溶き片栗粉を薄めに作る
まず一番重要なのは、1の手早く混ぜることです。
片栗粉は高温の湯に入った所から固まっていき、一度固まってしまうともう戻りません。 そのため、固まる前に液全体に撹拌する必要があります。
次に、少しずつ入れるのもポイントです。
たくさんの水溶き片栗粉をどばっと入れてしまうと、混ぜきれない部分ができてしまい、 そういったところがダマになりやすくなります。
混ぜながら糸のようにちょろちょろと水溶き片栗粉を流すのが理想です。
次に火を止めるというポイントもあります。
高温の中に片栗粉を入れると、入れた所から素早く固まっていきます。 一回火を止め、沸騰状態が収まってから片栗粉を入れたほうがダマになりにくくなります。
入れ方、混ぜ方が上手であれば、火にかけたままとろみをつける事も可能です。 なお、火を止めて入れた場合、でんぷんに火を通すため片栗粉が全体に馴染んだ後再加熱をします。
最後に、水溶き片栗粉を薄めに作るというポイントがあります。 通常は1:1程度で作りますが、1:2など水の分量を多くすることで、ダマになりにくくなります。
ただ、水っぽくなってほしくない炒めもの等では、いまいちかもしれません。
ダマになってしまう具体例
実際にダマになってしまった例を動画で紹介します。
動画では、水溶き片栗粉をどばっと入れてしまった上、 混ぜるのも遅く、しかも沸騰状態であるためすぐに片栗粉が固まってしまっています。
ここまで極端でなくても、このような感じにダマはできてしまいます。
ダマにならないように作った動画例
次に、ダマにならないように作った例です。
上記のポイントのように、火を止めてから、少しずつ入れながら手早く混ぜています。 全体に片栗粉が行き渡り、理想のとろみになった後は火を通すため再加熱しています。
スープ等では少し勝手が違いますが、少しずつ、混ぜながら入れるという基本は変わりません。
ネットで調べたところ、片栗粉を水に30分程度浸しなじませるとダマになりにくいという記載を見かけました。
ということで実際に30分程度浸し、失敗例のような手順で試してみましたが結果は変わりませんでした。

結局のところは、手早く、少しずつ入れるのが重要だと思います。
これでもうまくいかないようなら、水と水溶き片栗粉だけを使って練習してみるというのも手だと思います。
慣れというのもあると思うので、ぜひ挑戦してみてください。