ランチパックはなぜ常温保存で問題ないのか?保存料や添加物の危険は?

2020/01/21

食中毒関連

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ランチパック 卵 画像

こんにちは!今日の更新は、ランチパックの卵はなぜ常温保存で問題ないのか?というテーマです。

最近このような質問をされました。

ランチパックの卵はなぜ常温で平気なの?気持ち悪くて食べられない」と。

なるほどたしかに、家で卵サンドイッチを手作りしたら、普通食べるのはその日のうちです。数日放置して食べるというのは衛生面を考えると気が引けます。

しかしランチパックは、平然と常温に置かれ、夏場だろうが店頭で数日間置かれているわけです。

コンビニのサンドイッチなんかは冷蔵コーナーに置かれているのに、何故でしょう。

保存料や添加物のおかげ?だとしたらその安全性は?

そのあたりについて書いていこうと思います。


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食品はなぜ食べられなくなるのか

まずはじめに、食品はなぜ食べられなくなるのか?という問題について考えてみます。

例えば自宅で作った卵サンドイッチは、その日中に食べたいですし、翌日に持ち越すならせめて冷蔵庫に入れたいところです。

衛生的にもそうするのが正解だと考えられます。でもいったいなぜでしょう。

食品が食べられなくなる理由は、主に以下の3パターンに分かれます

腐敗する

まず1に、食品の腐敗です。腐敗とは、食品に付着した細菌の活動により食品が腐ることを言います。

嫌な臭いを発したり、有害な物質が作られたりします。

細菌も生き物なので、生育しやすい環境があります。大体の細菌は、寒い中や暑い中では生育しにくく、常温がもっとも増えやすくなります

これは、皆さんご存知かと思います。

カビが生える

次にカビ。カビは、細菌と同じく小さな生物ですが、全く違う生物です。

細菌は単細胞なのに対し、カビは多細胞。生物的にも構造が複雑で、上位の生物です。

細菌はアルコールをさっと吹きかけるぐらいで死滅しますが、カビはそうもいきません。チーズに生えたカビなんか、除去するには表面を切除するしかありません。カビが内部まで浸透していたら、もはや切除もできません。

そんな感じで、食品汚染を考えるとカビのほうが除去しづらく、強靭です。

カビは種類が多く、人の害になるものがあれば、ならないものもあります。

中にはカビが生えてもカビごと食べる食品もあります。ブルーチーズが代表ですね。

カビの中には、発ガン性をもつ毒素(マイコトキシン)を産生する種類もいます。家庭などでカビを生やしてしまった場合、危険なカビの可能性が高いためカビが生えたら食べるのはやめるべきです。

また、パンはカビが生育しやすい食品です。パンの保存を考える場合には、カビ対策を考える必要があります。

その他の品質劣化

細菌やカビが繁殖していないとしても、食品は少しずつ品質が劣化しています。

たとえばおせんべいやポテトチップス。最初はパリっとしていますが、時間がたつと湿気を吸って当初のおいしい食感が失われてしまいます。

乾物や粉末食品は、空気中の湿気を吸って品質が劣化していきますね。

また、野菜や果物などは酵素の働きにより、色が悪くなったり、自身を分解してやわらかくなったりします。

他にも、油を多く含む食品は、油の酸化という品質劣化もおきます。

油の酸化はイメージが湧きづらいかもしれませんが、揚げ物油の使いまわしで発生します。

揚げ物油はある程度使いまわしながら揚げ物ができますが、ずーーーーっと使いまわしていると、だんだん油の質感が重たくなっていき、いやな臭いを発するようになります。食べると、胸焼けのような気持ち悪さを覚えます。

油はカビも細菌も繁殖できないので、べつに微生物が増えたわけではありません。でも品質が劣化しています。これが油の酸化です。


食品が食べられなくなるのは、だいたい上記のどれかに当てはまるはずです。

上記の知識をもとに、ランチパックの卵がなぜ常温で大丈夫なのか考えてみましょう。

細菌やカビは、いなければ増えない

タイトルでほとんど結論が出てしまっていますが、細菌やカビは、いなければ増えません

どちらも生物なので当たり前のことです。無からいきなり出現することはありません。

衛生的な工場で、細菌やカビの存在しない環境下で作り、無菌に近い状態で封をすれば数日は問題なく日持ちします。

菌やカビが入っていなければ、冷蔵で保存する必要もなくなります。

逆に、菌がたくさん入ったまま常温保存をすれば、食品中で菌が増え食中毒が発生する可能性が十分にあります。

今までランチパックは相当数発売され、常温で保存されて続けていたと思いますが、食中毒事件は発生していません。その結果が、衛生的に管理されている証明とも言えるでしょう。

保存料を使っているのでは?

この手の話に必ずついてくる問題ですが、保存料のような添加物を使って菌が増えないようにしているのでは?と言われる事があります。

ランチパックの裏面を見てみましょう。

ランチパック卵 裏面 食品表示

日本の食品衛生法上では、食品に使用した添加物はすべて表示しなければなりません。ただし、残存していないものについては免除されます。

虚偽表記をしていれば話は別ですが、裏面に記載されている添加物が食品に残っていると考えて良いでしょう。

長くなりますが、一応すべて解説してみます。

卵フィリング(卵、ドレッシング、その他)

まずは卵フィリング。ランチパックの中身の具材です。卵、ドレッシングは別に良いと思うのですが、その他ってなんだよ、と思います。

食品衛生法では、複合原材料で材料が3つ以上ある場合、5%未満のものはその他と表示することが許されています。

なので、省略せず材料を記載するとなると、卵、ドレッシング、塩、マヨネーズ(植物油脂、卵黄、酢、砂糖、香辛料、食塩)とこんな感じでしょうか?

複数品数が入るお弁当等では書ききれないし、消費者からしても見づらくなるので、このような表示が認められています。

小麦粉、マーガリン、食塩、パン酵母、脱脂粉乳、調味料(アミノ酸)

画像の表示順から順番を少し飛ばしているものもあります。一般的にパンによく使われるもので、保存性にはあまり関係なさそうです。なので説明は省きます。

異性化液糖

とうもろこし等の穀物のでんぷんを、分解して果糖やぶどう糖にした糖です。コーラなどの清涼飲料水によく入っています。砂糖より安いので、砂糖のかわりに加工食品でよく利用されます。

増粘剤(加工でんぷん、増粘多糖類)

増粘剤は、食品添加物の一種です。食品に粘りなどを加える添加物です。パンに加えると、グルテン(パンのたんぱく質)が強化され、パンの保水力が上がりふわふわのパンになります。

食味向上のために入れているものですね。

酢酸Na

酢酸ナトリウムは、酢の成分である酢酸と、塩の成分であるナトリウムが合わさったものです。酢と同じように、酸味があり、菌の繁殖を抑える効果があります。

酢酸Naは、複数の働きをもつ添加物で、菌の繁殖を抑えたり、単純に酸味として使うこともできます。

酢と同じようなものなので安全性も高いですが、入れすぎると酸っぱい臭いがします。

パンに酸っぱい香りを添加する必要はないので、日持ちを向上させるために添加しているのでしょう。

食品衛生法上は、日持ち向上剤と呼ばれます。保存料を使うとイメージが悪いので、あえてこちらを使っているのだと思います。

グリシン

グリシンは、アミノ酸の一種です。エビやホタテなんかに多く含まれるアミノ酸です。

不思議なことに、グリシンも菌の生育を抑える効果を持ちます。なぜ菌の生育を抑えるのかは、結構難しい話なので省きます。

アミノ酸なので、我々の体の中にもある物質であり、安全な添加物といえます。

乳化剤・イーストフード

乳化剤は、水と油を混ぜる添加物です。パン生地に使用することでパンの保水性を高めて柔らかさを保つことができます。

乳化剤の代表は卵黄のレシチンです。マヨネーズもそうですが、油と酢を、卵黄の乳化作用で混ぜ合わせることができます。

イーストフードは、イースト菌(パン酵母)の食べ物です。イースト菌がパンを発酵させる手助けをします。

pH調整剤

pHとは、酸性、アルカリ性の度合いを示すものです。それを調整する添加物で、34種類の化学物質(クエン酸など)を使うことができ、一括表示としてpH調整剤と表示することが許可されています。

酢酸と同じような感じで、これも使いすぎると味に影響を及ぼします。

カロテノイド色素

動植物に存在する天然色素の一つです。着色料として使用されています。

V.C

ビタミンCのことです。ビタミンCは一般的には、たんに栄養補助の目的か、酸化を防止する能力があるので酸化防止剤として添加されます。

ただし、パンの場合は保存性を高めるのが主目的ではないそうです。調べていて初めて知りましたが、製パンに添加することで弾性の高い良いパン生地を作ることができるようです


長くなりましたが、酢酸Na、pH調整剤、グリシンあたりは日持ちを向上させるために添加されています。

これらの添加物の働きにより、微量の菌やカビが付着していたとしても、増殖しづらくなっています。

食品衛生法上は保存料ではありませんが、消費者の方からすれば実質保存料と同じようなものでしょう。

すると気になるのが、保存料を添加していて大丈夫なのか?という疑問です。

日本に根づいた、添加物=悪という風潮

食品メーカーのキャッチコピーの中には、「安心・安全のために無添加にこだわった」「安全な無添加食品」「当商品は保存料を使用していません。」などと表記している商品が多く見受けられます。

これはつまり、「添加物が多いと危険、保存料が多いと安心できない、消費者の皆さんはそう思っているんですよね?」という意味合いです。

こういった表記があふれていて、さらにメディアの添加物バッシングなども合わさり、日本では添加物=悪という風潮が形成されています。

添加物=悪という内容の書籍も多数販売されていて、一定の支持を受けています。

添加物は危険なのか?

添加物=悪とする書籍や、メディア記事などをいくつか読みましたが、残念ながら科学とは程遠い論理展開がなされています。

そもそも日本で使用が認められた添加物は、動物実験で毒性を試験し、科学的に安全が確認されたものを、安全な量でしか使用できないことになっています。

なので、科学的には、添加物=安全なのです。上記の酢酸NaやpH調整剤、グリシンなども、科学的には安全なのです。

そんな中で、添加物=悪とする書籍やメディアは、どのような根拠で添加物を悪としているのでしょう。

科学的に安全性が実証されている以上、科学的ではない論理に頼るしかありません

科学的ではない論理とはつまり、精神論、無茶な論理展開、飛躍した論理展開などです。

添加物=悪とする書籍やメディアの論理を一部紹介しましょう。

パターン1 量の問題を無視する

例えば上記のグリシンというアミノ酸。ラットに大量に投与したところ、死亡したという実験があります。

このことから、グリシンは危険だ、という意見が少なからずネット上に存在します。

こういったパターンは非常に多く、添加物の発がん性も、大量に投与した結果発がん性を発揮した、ということで危険を訴える意見があります。

しかし、これは飛躍した理論展開です。もしこの理論が通るなら、身近なものはほとんど口にできません。

2000年ごろに、醤油を1L飲んで死亡したという女性の報告がありました。

大量に摂取すると死に至るということは劇薬です。つまり、醤油は危険ということになってしまいます。

水も大量に飲むと水中毒と言って、体内の電解質バランスが崩れ死に至ります。水分摂取も危険です。

適量摂取で楽しめるお酒も、純度の高いお酒を1L程度一気飲みすれば、急性アルコール中毒で死に至ります。とても危険です。

しかし、この結果をもって危険とする論理展開には、違和感があります。「いやいや、そんなに飲めばそりゃそうなるよ」と。

どんな物でも、度を超えた量を摂取すれば害となります。当然のことです。それは、身近なものも例外ではありません。

添加物も、死ぬぐらい多量に飲ませればそりゃ人でも動物でも死にますが、それをもって危険とするのはおかしな話です。

でも、このような論理が添加物では当然のようにまかり通っていて、添加物=悪とする書籍は理由をこのような論理に頼っています。

パターン2 仮定や憶測で話す

構成される論理が仮定や憶測でしかない、というのもよくあります。

たとえば、こういった説明。「それぞれの食品の保存料は基準値以下だが、複数の食品が合わさった場合基準値を上回って毒性を示す可能性がある

実際には、添加物の安全性の試験は、複数の食品から摂取することを前提に試験されていて、いろいろな食品から添加物を摂っても超えることはまずありません

ほかにも、「今のところ安全性が確認されていても、長期的には危険かもしれない

こういう意見は言いたいことはわかるのですが、この理論でいくと世の中に安全なものはほとんどありません。

水道水に入っている塩素も長期的には危険かも?このような意見をお持ちの方は、お風呂はミネラルウォーターで沸かされているのでしょうか。

また、このような話もありました。「ソルビン酸カリウム(保存料)をラットの皮下に注射した結果、がんが発生したという報告がある

こういう記載を実際に見たことがありますが、皮下に注射して結果が悪かったから危ないというのは意味不明です。

なぜなら、口から食べるものは、口から食べた時の毒性試験で評価しなければ意味がありません。

例えば、醤油を皮下に注射すれば激痛が走るだろうし、ずいぶんな刺激ですから発がん性もあると思いますが、その結果から危険と訴えるのはおかしな話です。

パターン3 化学合成されたから危険

日本には(海外でも?)天然信仰というか、天然のものは良い、化学的なものは悪い、という風潮があります。

例えば天然着色料と、合成着色料、どちらが安全に見えるでしょう?

おそらく多くの方が、天然着色料のほうが安全そうだ、と思うでしょう。

しかし実際には、天然着色料だから安全というわけではありません。

例えば、アカネ科の植物である、セイヨウアカネの根から得られるアカネ色素という天然着色料があります。

これは長らく日本で使われていましたが、平成16年に発がん性が認められ、添加物としての使用が禁止されました。

どうしてしばらく使っていたかというと、「天然で使用実績があったから」です。

そういった添加物を既存添加物と呼びますが、日本の伝統などから習慣的に使われていたものは、使用を継続しながら安全性の評価を続けていました。

天然だから安心・・・、と思いきや普通に発がん性があったわけです。

つまり、天然か化学合成かというのは、危険性とは全く関係ありません。

天然だろうが化学合成で生まれた物質だろうが、危険なものは危険だし、安全なものは安全なわけです。

添加物が無ければ本当に安全・安心なのか?

色々書いてあるけど、結局使っているよりは使ってないほうがいいんじゃないの?」という意見もあると思います。

それはごもっともだと思います。仮に、安全性がしっかり確認されているとしても、間違いもあるかもしれないし念のため使っていないほうが良いのでは、と。

不要なのに入れていたらおかしいと思いますし、添加物を入れまくって調味している商品は避けられても仕方ないと思います。

しかし必要な添加物なのであれば、適切に使っていてほしいと思います。

例えば上記のような酢酸NaやpH調整剤、グリシンのような日持ち向上剤が入っているパンと、入っていないパン、スーパーに2つが並んでいたら、日持ち向上剤が入っているほうを選びます。

なぜかというと、微生物が毒を産生する場合があるからです。

とくにカビは、自然界の中でもトップクラスに発がん性の高い、マイコトキシンという毒を生成します。

マイコトキシンは微量でも発がん性がある毒です。

梅雨の時期など、パンにカビが生えてしまうことがあります。気づいて捨てていれば良いですが、裏面に小さいコロニーができていた等、気づかず食べてしまっている可能性もあります。

日本では天然信仰が強すぎて、パンにカビが生えても「保存料が入っていない証明だから安心だね」と言って削って食べるような人もいるようです。

実際には目に見えるカビを削っても、中まで浸透していたり、見えていなくても顕微鏡レベルではカビがびっしり生えていたりします。カビが生えればカビ毒がある可能性があるわけですからぜんぜん安心じゃないわけです。

そんな事態になるよりは、適切な使用なら添加物で安全にしたほうが良いと思います。

まとめ

長くなりましたが、タイトルの「ランチパックはなぜ常温保存で問題ないのか?」というテーマについては、衛生的な環境でパンを作り、その清潔な状態を維持しながら包装し、またカビが生えにくいように添加物を用いているからです。

添加物を使っているなら良くないんじゃないの?」と言われるかもしれないので、自分の添加物に対する認識も書いてみました。

追記

コメント欄にて、「添加物を同時に摂取することでの影響について記載を避けているのでは?」というご指摘を頂きました。

たしかに、複数の添加物による複合的な影響についても考慮しなければなりません。ということで追記致します。

添加物の複合的な影響とはどのようなものでしょう。次のようなことが考えられます。

1,食品中で複数の添加物同士が化学反応を起こし、単体では起こらない作用を発生させること。
2,複数の添加物が体内に入り、体内で相互作用を発生させること。

この添加物同士の化学反応というのは、過去回収に至った例もあります。

清涼飲料水中の安息香酸(保存料)とアスコルビン酸(酸味料・酸化防止剤)が特定の条件下で反応し、ベンゼン(毒性の強い物質)を発生させた事例が外国で発生し、厚生労働省が安息香酸とアスコルビン酸が添加されている31品目の清涼飲料水について調査しました。

その結果、一部の製品にて基準値を超えるベンゼンが検出され、回収要請を行ったということがありました。

清涼飲料水中のベンゼンについて
医薬品又は医薬部外品たるいわゆるドリンク剤等中のベンゼンについて

このような事例があったため、複合的な影響があるのではないかという心配があります。

国としては、複合的な影響を無視しているわけではなく、食品安全委員会にて調査を行っています。
食品添加物の複合影響に関する情報収集調査

海外の報告も合わせ検討を行っていますが、結論だけ引用しますと、

複数の添加物が体内に摂取された後の相互作用(特に相乗作用)についても、添加物の組み合わせは無数にあるものの、実際に問題となりうる事例はほとんどなく、肝臓、腎臓等に影響を与える可能性が理論的に考えられる添加物の組み合わせについて評価した海外の研究でも、現状の摂取レベルから見て問題ないとの結論であった。

と述べられています。海外の研究の詳細については、上記リンクから詳細が見れますので興味がありましたらご確認下さい。

食品安全委員会の検討では、複合的に添加物を摂取していたとしても問題ないという見解です。

そう言われても自主回収に至った例もあるし、信用できないという意見もあるかもしれません。

しかし、複合的な影響を考えすぎると、心配なことだらけで生きていくのに支障を来すと思います。

例えば食品じゃなくても、化粧品や保湿剤と紫外線、排気ガスとの相互作用は十分に検討されているでしょうか?

頭にシャンプーを使えば、その残留成分が残るわけですが、その成分は紫外線等で反応し別の危険な物質に変化しないのでしょうか?

添加物ではなくても、天然の食品成分ですら化学変化を起こし発がん性を持つ事があります。肉のコゲに発がん性がある事はよく知られています。

この例のように、世の中のありとあらゆる食品は、加熱するとどこかで発がん性のある物質に変化しているかもしれません。

添加物の複合的な影響は、たしかに考えられるかもしれないし、全ての組み合わせについて研究され尽くしたわけではありません。しかし、このレベルの影響を危惧するならば、紫外線に当たることは許されず、食品を加熱することは許されず、外に出て車の排気ガスを吸うことも許されないと思います。

まあ添加物の場合は、避けようと思えば避けようがあるので、どうしても気になる場合は避ければ良いと思います。どういった商品を選ぶかは、個人の自由です。





記事をお読み頂き、ありがとうございました。

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自己紹介


とっぽ
高校で調理師科を卒業し、調理師免許を取得。管理栄養士学科を卒業し、管理栄養士免許・栄養教諭一種免許を取得しました。現在は都内某所の施設に勤務しています!どうぞよろしくお願い致します。

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