こんにちは!今日の更新は、冬場の洗い物がツライときの対策についてです。
冬場になると水道水が冷たく、洗い物がかなり苦痛になります。
特に冬場は、乾燥が合わさり手のひび割れやあかぎれなどの問題も発生します。
ということで、そんな冬場の洗い物対策について書いていきます。
【目次】
1 洗い物にお湯を使う
2 冬場の洗い物には手袋がオススメ
2.1 生地の材質について
2.1.1 天然ゴム
2.1.2 ニトリルゴム(合成ゴム)
2.1.3 ポリエチレン
2.1.4 ポリ塩化ビニル(PVC)
2.2 手袋の形状について
2.2.1 手袋の厚さについて
2.2.2 手袋の長さについて
2.3 重ねて使うという技も
3 おすすめ商品は?
3.1 使い捨てポリエチレン手袋
3.2 使い捨てニトリル手袋
3.3 ポリ塩化ビニル製
3.4 ニトリル手袋(再利用可能タイプ)
4 まとめ
洗い物にお湯を使う
まずは方法その1。当たり前の話ですが、冷たいのが嫌ならお湯を使うという方法がありますね。
しかし、冬場の洗い物で悩んでいる方は、おそらくお湯で洗う等という当然の答えは求めていないはずです。
毎食の洗い物をすべてお湯にすると、ガス代がバカになりません。
お金のことを気にしないとしても、お湯で洗うと手の皮脂ごと洗い流してしまい手荒れを促進させるという問題もあります。
とはいえ、油汚れは冷水では落ちにくく、要所でお湯を使うことは考えておいたほうが良いかもしれません。
冬場の洗い物には手袋がオススメ
さて、本題ですが冬場の洗い物には手袋がオススメです。
水の冷たさを感じにくくなり、手荒れ問題も解決します。
しかし、いざ手袋を買おうとなると意外と悩みます。なぜかというと、選択肢がとても多いからです。
というわけで、どんな手袋を選ぶか、どんな使い方をするのか?というのを解説していきます。
生地の材質について
天然ゴム
生地の材質として一般的に有名なのは、ゴム手袋かと思います。
ゴム手袋にも種類があり、天然ゴムとニトリルゴム(合成ゴム)に分かれます。
天然ゴムはニトリルに比べ伸びがよいのですが、ラテックスアレルギーがあると使えません。また、独特のゴム臭があります。
ニトリルゴム(合成ゴム)
合成ゴムは臭いもなく、ラテックスアレルギーも反応しません。合成ゴムのほうが使い勝手がよく、食品業界としては主流の手袋です。
使い捨て手袋は、ポリエチレンに比べ割高です。
ポリエチレン
ポリエチレン手袋は、文字通りポリエチレンから作られた手袋です。ポリエチレンというとイメージがわかないと思いますが、ビニール袋と同じ材質です。(ビニール袋はビニールではなくほとんどポリエチレンが素材です)
ポリエチレン手袋は薄く安価で、ゴムと違い臭いもないので衛生的な作業に向いています。
ただし薄すぎるので、ポリエチレン手袋で洗い物をするとそれなりに冷たさを感じます。とはいえ、何もつけていない状態に比べるとかなりマシになります。
使い捨て手袋としてよく売られています。100円均一で100枚入りで売られているなど、とにかく安いです。
ポリ塩化ビニル(PVC)
耐久性に優れる使い勝手の良い材質です。しかし、一時期ポリ塩化ビニルに含まれるフタル酸ビスという添加剤が、食品中に溶け出すのが良くないと話題になりました。
2000年6月には、厚生省がポリ塩化ビニル製手袋の使用を中止するように通達を出したこともあります。
今は時代も進み、食品に触れるようなものはフタル酸ビスを含まないようになっています。安全性的にも、洗い物ぐらいなら問題ないです。
しかしそれでも、食品に直接触れるような作業(盛り付け等)は、塩化ビニル製手袋では一般的には行いません。直接触れるような作業は、ニトリル手袋や、ポリエチレン手袋を使用します。
欠点は、ややビニールっぽい臭いがします。
手袋の形状について
手袋の材質は上に書いたように様々です。さらに、製品によって生地の厚さや長さも違います。
手袋の厚さについて
使い捨てタイプのものは、基本的に薄めの作りになっています。再利用可能なものは、何回も使えるように厚めに、頑丈に作られています。
水の冷たさは、当然生地が厚い製品のほうが感じにくくなります。
しかし、生地が厚いと指先の感覚がわかりづらくなり、食器を滑らせてしまったり、調理作業時に切りものをしづらかったりします。
なので、厚めのものが良いとも一概には言えません。個人的には、冷水が直接当たらなければ十分なので、薄めの手袋を選び作業のしやすさを優先しています。
手袋の長さについて
洗い物をすると手に水がかぶりますが、そのときに手袋の長さが短いと手袋内に水が侵入します。
これは非常に不愉快な感覚をもたらすので、最低でも手首より長いぐらいの製品が良いと思います。
私は厨房現場で洗浄作業もするため、肩近くまである手袋を持っています。
冷たい水もお湯も大丈夫で、滑り止め加工もあり大変便利ですが、家庭で使うにはちょっと大掛かりな気もします。
重ねて使うという技も
実は手袋を重ねて使うという方法もあります。
例えばこちら。軍手+ポリエチレン手袋の組み合わせ。
ポリエチレン手袋単体では薄いため水の冷たさを感じます。しかし、軍手を装着した上でポリエチレン手袋をつけると、水の冷たさを感じなくなります。
厚くなって作業しづらく、破けると手袋が濡れて大惨事という難点があります。できれば普通に厚手の商品を使うほうが良いですが、緊急時には役立つかもしれません。
こちらはニトリル手袋+ポリエチレン手袋の組み合わせです。
食品に直接触れる作業等では、衛生面も気になるところです。
繰り返し利用するゴム手袋は、食品に直接触れる作業は衛生的に気になるかもしれません。しかし、その上から使い捨てのポリエチレン手袋をかぶせることで衛生面もカバーできます。
また、ニトリル手袋単体だと水の冷たさが気になりますが、ポリエチレン手袋を上からかぶせることでほとんど気にならなくなります。
ポリエチレン手袋は安価で使い捨てしやすいので、上からかぶせるのに最適です。
おすすめ商品は?
手袋類は100円均一などでも販売されていますが、やはりメーカー物のほうが良い品質です。安い商品は、破けやすかったり付けにくかったりします。
メーカーとしては、ショーワグローブやファミリーが有名でしょうか。
ということで、いくつか用途別にオススメ商品を挙げておきます。
使い捨てポリエチレン手袋
こちらはファミリーのポリエチレン手袋で、内側にエンボス加工(デコボコ加工)がしてあり着脱しやすくなっています。
食品衛生法適合商品であり、食品を直接触れる作業もOKです。
こちらの画像はダイソーで買った使い捨てポリエチレン手袋です。破れることもなく使い続けています。
ゴム手袋は安いと破れやすいイメージがありますが、ポリエチレンは安くても品質が安定しやすいのかもしれません。
使い捨てニトリル手袋
こちらはショーワグローブの使い捨てニトリル手袋です。職場で使っていたことがありますが、よく伸び頑丈で、とても良い商品です。
手にぴったりフィットするので、切り物や、ハンバーグの成形等の調理作業でも違和感がありません。
ただ、フィットしすぎて水の冷たさは感じます。対策としては先ほども書いたように、ニトリル手袋の上からさらにポリエチレン手袋をかぶせることで水の冷たさもだいぶ感じにくくなります。
難点はやや高いこと。頑丈なので、何回か再利用しながら使っても良いかもしれません。
ポリ塩化ビニル製
次に再利用できるタイプの紹介です。こちらはファミリーの手袋。塩化ビニル樹脂製で、食器洗い向けです。調理用には使用しないと注意書きもありますので、調理作業には向きません。
塩化ビニルは本当に頑丈なので、長く使える商品です。やや厚めなので、水の冷たさも感じません。
食器洗いの用途で長く使いたいならこちらの商品が一番オススメです。
ニトリル手袋(再利用可能タイプ)
再利用できるタイプで、調理作業にも使いたいならこちら。ショーワグローブのニトリルゴム製です。
食品衛生法適合商品であり、臭いもないため調理作業に使うことができます。
こちらもやや厚めなので、水の冷たさを感じることもありません。
まとめ
冬場の洗い物がツライときは、とにかく手袋がオススメです。
しかし手袋には材質、形状などさまざまな種類があります。
今回それぞれの材質の特徴を紹介しましたので、目的に合ったものを選ぶと良いかと思います。
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