
こんにちは!今日の記事は、カロリーとエネルギーの違いについてです。
普段はどちらも同じ意味で使われていることが多いので、ブログを書いていて「カロリー」と表記するか、「エネルギー」と表記するかで悩むことが有るため、 書いておこうと思います。
エネルギーとカロリーの関係
エネルギーが何かというのは非常に説明しにくいのですが、「体を動かす力」と言えば良いでしょうか。燃料(炭水化物や脂質)を代謝し、ATPというもの(エネルギー)を生成し、 それを使って体や頭を動かしています。
食品の裏面等に記載されている栄養表示では、「熱量」と記載されています。 この表現のほうがわかりやすいかもしれませんね。
さて、エネルギーにはその大きさを示す単位が設定されています。 それがカロリー(cal)です。
日本では、カロリーの1000倍のキロカロリー(kcal)が一般に使われており、日本人の食事摂取基準でも日本人のエネルギーは○○kcalと策定されています。
エネルギーの単位がカロリーであり、エネルギー=カロリーではありません。
他のもので例えると、 ”長さ”と”メートル”の関係や、”重さ”と”キログラム”の関係です。
長さ=メートルでもありませんし、重さ=キログラムでもありませんね。 あくまでそういう単位があるということです。
そのため、「今日はカロリーを摂り過ぎた」 「運動をしてカロリーを消費しよう」 等という使い方は、本来は誤りです。
「今日はエネルギーを摂り過ぎた」 「運動をしてエネルギーを消費しよう」
というのがより正しい表現になります。
ただし、日常生活ではカロリーはエネルギーと同じ意味で扱われています。 国が許可している表示にも、カロリー控えめといったようなものがありますし、メディア上ではエネルギーよりカロリーと言われる事が多いです。
管理栄養士のような専門家や、国が行う講習会でも わかりやすく伝えるためカロリーという言葉にすることがあります。
論文や食事摂取基準のようなものでは、ちゃんと単位は単位として使われていますが・・・。
つまり、カロリー=エネルギーではありませんが、日常生活上ではカロリー=エネルギーとして扱われているということですね。
普通に生活する上では、エネルギーもカロリーも同じようなものだと捉えて問題ないでしょう。